桜木町で呉服屋チェーン主催の展示会イベント参加してきたのでレポートしますよ!
横浜まで定期券なので
費用は一駅分の交通費のみ。
これは行くしかない。
台風の雨に負けず日石横浜ホールに到着。
昼からの
Bコースは
お弁当を食べてから講演と展示会
「なだ万」のお弁当
なだ万のお弁当は毎回好評らしいのでお昼のコースにしたのです。
人が少ないタイミングだったこともあり写真を撮るのは恥ずかしくて撮りませんでしたが、複数人で来ていた人は楽しそうに撮っていました。
本当に美味しそうなお弁当でした。
美味しかったです。
ぱっと見からちょっと豪華。
白ご飯には梅干しとかではなく、おかかに何か混ざった感じのおいしい奴と、なんかピンクのやつがかかっていてどちらも美味しい。
もう一つは炊き込み?
お弁当のご飯にしては見るからに水分が多い。
柔らかねっとりご飯だ。
磯部揚げのような謎の揚げ物は…コーンだ!
ちょっと意外!
甘くて粒々の食感が楽しい!ジューシー!
甘いたれのつくねは普通に美味しい。
焼き魚が!!!
や、柔らか~い…!
ジューシー!お家で食べるより美味しい!これなら食べるわ!
お弁当の焼き魚って、固かったりパサパサしているイメージだけど、やっぱり美味しいところのは美味しいんだなあ。
おそらく数量と提供時間がある程度決まっていることで保存性をそこまで気にせずに作れるということもあるのだろうが…これが「なだ万」ということか。
しんじょ的な奴も普通に美味しい。
パプリカも美味しい。
パプリカに紛れている黄色いものは…
これはもしかして!
カボチャだぁー!!!
皮も種付近のモシャモシャもない!
スッキリとしているが
これは確かにカボチャ!!!
甘くて美味しいよぉ~!!!
そしていろいろ細かいのが入った煮物は…あー、美味しい。
これは美味しい。
シラタキ的な奴とかキクラゲ?何が入っていたかな…あっと言う間に食べてしまったからな…フキが入ってて、感激~!
美味しい~!
枝豆とか最初にヒョイと食べてしまったけど、地味に嬉しい。
最後に食べるのはお口直しに玉子焼。甘めの出汁巻きで、まぁ普通に美味しい。
なんかもっといろいろあった気もするけど、とりあえずおいしかった。
最近あまり人と話さないから
語彙力が低下していますね。
着物の展示会イベントなのにお弁当の話で尺とりすぎだし!
大島紬の講演
さ、お腹が満たされたところで
大島紬の講演を聞きます。
奄美大島の本場大島紬で有名な都喜ヱ門のお話。
織りの着物はパターンの決まった柄になりがちですが、大島紬は絵画のように緻密で精密ないわゆるドット絵になっています。
一度染めたくないところに糸を織り込んで、染めたあとに全部ほどいて、柄の元が出来上がった糸を使って精密に織っていくという手間暇かけまくり!
糸そのものが染まっているので、刺繍のように裏に余計な糸が出ません。
織物なので裏表がなく使えるため、単衣にするのはもちろん、袷でも軽いうえに、どうしても取れない汚れや傷付きがあっても裏表を変えて仕立て直して両面使えるので、代々受け継がれて長く使えるというメリットがあります。
大島紬というと泥染めのイメージですが、最近は様々な色合いやデザインがあり、染め大島なんかもあるのですが、それはまた別のお話…。
2時間くらい語りたいところを15分感程度にまとめていただいて展示ゾーンに移動です。
展示会へ
非売品の見事な着物も飾ってあります。
大島紬を見て、日本人は昔からドット絵が得意で、テレビゲームはサブカルじゃなくて伝統工芸品なのではないだろうかとは、口には出せなかった。
普段の展示会では見られない様々な産地、テイスト、作り手…
正直欲しい着物はいくつかあったんですけど、マジで金欠なので諦めました。
米琉の紬…
藍染の帯…
野蚕糸の無地帯…
麻の着物最強に欲しかった…
でも金欠(略)
超大判のショール?ストール?も、滅茶苦茶欲しかったけど、ぶっちゃけ滅茶苦茶安くなったけど、なんせ金(略)
本当にものすごく値下げしてくれたんですけど…
やっぱり展示会のたびに買わせようとするスタイルは、本当に欲しい着物を見つけたときに諦めなくてはならなくなるので、やめてほしいですね。
欲しいもの買いたいなら他は買うな!
展示会商法に頼る着物業界こそが
着物人口が減る原因になっているように思えてしかたがありません。
着付け教室も「これが正しい!」って押し付けてきて本当に必要なことを教えてくれない。
作り手は頑張っているけど、販売がこれでは…
とはいえ、誘惑に耐えて
展示会で何も買わずに帰ることに成功しました(笑)
往復の交通費272円で
なだ万のお弁当食べて
くじ引きで醤油のギフトセット貰って帰ってきました。
物は良いものが揃うので、自分が本当に欲しいのはどのような着物なのか、しっかり見極められるまでは色んな物を見て、使えるものだけ買いましょう。
一期一会
売り手はこのご縁を逃してはいけないと言います。
でも本当に良いご縁があれば、買える時に出会うし、金欠のときに出会ったのであれば、その程度の縁だったのです。
もっと良い出会いがありますよ。
ってことで
着物の展示会で着物を買わないレポでした!
以前買った着物や帯を思い返して、あれ買わなければよかった。そうすればこれ買えたのに。
本当に無責任ですよ、展示会で即日即決って、骨董市安物ならともかく桁が違うんだから。
商売するならウィンウィンじゃないと続きませんよ!
着物買うときは粘って粘って作り手と売り手と責任者(時には本部)に目一杯値下げしてもらってから買って下さいね!
いつか誰もが普段着として気軽に着物を買って、子や孫に受け継いでいったりして、お金のかからない衣類として生活に馴染んでくれたらいいなと心から思います。
デニムとも合いそうで、普通に来てもサラリとして、いい感じの紬。
めっちゃ欲しかったです。
フォーマルじゃないなら着物は簡単です。きれいめのワンピースにミリタリーコートとか(甘辛コーデ)、毛皮のコートの中がキャミソールとか(パリジェンヌ)
ファッションは自由です!
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