単衣の着れる季節は短いけど
単衣は6月と9月に着る、透けない、裏地のない薄い着物です。まだ8月で、単衣の時期にはちょっと早いけど、暦の上では秋だし、この日は朝方涼しかったんです。昼には暑くなってましたが、着たかったので!フライングで着ちゃいました。
まぁ着付け教室の先生は渋い顔しますけどね!庶民の普段着に関して言えば、着付け教室で教えている内容で着ている人なんてどの時代にもいません。気にしてはいけません。
一般的に着付け教室で教えているのも、「現代着付け」です。由緒正しいと言うほどのものではありません。
夏でも肌寒い時があるのに絽の着物?小春日和に袷の着物?洋服は自由で和服は不自由?そんなバカな…。
着物は実用品ですから、着てみて快適ならそれが正解です!はい!私は単衣に出来る生地のときは出来るだけ単衣に仕立ててもらいます。
と、言い訳はその辺にしておいて…
単衣の紬に名古屋帯で銀座結び
単衣のぜんまい紬です。ツルッとしなやかなお着物も美しいのですが、私はつむぎ糸のデコボコした感じと、織り込まれたぜんまいの綿感?というか何というか自然な風合いが好きなのです。単衣には早いけど、涼しげな色ですので、アリだと思います。
帯はたれにワンポイント柄のついた九寸名古屋帯です。以前紹介した、愛用のベースが描かれている帯です。ワンポイント柄のみで、他はシンプルなので、使いやすいです。
ただ、たれの部分はお太鼓の下にちょろっと出るだけなので、あまり出ませんよね…。
たれが長めに出る銀座結びが良さそうなのですが…
お太鼓のボリュームが下寄りなので、結局カゲになって見えにくいかも~…?
おすすめの結び方があれば教えて欲しいです!!!
庶民の着物
暴れん坊将軍とか見てると庶民の着物には黒い襟を付けてるのが多く見られますね。あれ、欲しくないですか?襟を作るときに手でさわるから、地味に汚れるんですよね。襦袢は半襟があるけど、同じように着物の襟も汚れから守りたいです。
…実際には、半襟付けたりするのも面倒くさいんですけどね。不器用だし。
ところで背中がグシャグシャ。
やっぱり最初にきちんと背中心を合わせて、紐やベルト類をするたびにシワをとっておくのが大事。
二度手間だからとか、そういう手抜きは良くないです。
おはしょりの処理も今までと違うやり方、簡単だけど仕上がりは微妙。
単衣の時期に拘るより、綺麗に快適に着ることをこだわりたいです。
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